冬特有のエアコントラブル
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急に暖かい風が出なくなった。/ 室外機から大きな音がする。/
『ぷしゅ~』や『コポコポ』と音がして止まる
これらの症状が出るときは『霜取り運転』の可能性が高いです。
霜取り運転とは?
霜取り運転は『外気温が5度以下』『霜が降りている』『雪が降っている』時に発生しやすいようです。
エアコンの暖房機能は、室内を暖める為、逆に室外機(熱交換器)を冷やす熱交換の仕組みで動いています。室内を暖めるには、室外機を冷やす必要があるのですが、外気温が低ければ低いほどなかなか室外機を冷やすことができずに、同時に室内を暖めることもできなくなってしまいます。
特に室外機の熱交換器に霜が付くと、霜取り運転が行われる為しばらくの間暖房が止まってしまうほどです。霜が空気の吸い込みを邪魔してしまうと暖房能力が低下する為、暖房能力の低下を防ぐために霜取り運転が存在します。
対処方法は?
対処方法としては、なかなか暖まらないと限界まで高い設定温度で暖房をしてしまいそうになりますが、少し温度を下げることで、霜を適度に付きにくくして、霜取り運転の頻度を下げることが出来ます。結果として、暖まるのを早くできる可能性があります。
※20℃以下など極端に設定温度を下げすぎると、まったく動かなくなってしまうので注意してください。
室外機回りの清掃も効果的です。エアコン暖房は室外機の熱交換がキモなので、エアコンを正常運転させるには室外機が空気を取り込むためのスペースが必要です。吸い込み口回りは最低でも30cmのスペースを確保しましょう。また、雪が積もっている場合は、雪を取り除いた後に電源プラグを抜く、もしくはブレーカーを落としてエアコンの電源を入れなおし、その後エアコンを運転してみましょう。
では、手っ取り早く室外機にお湯をかければ?
こちらは、確かに直接霜取り出来て、エアコンが霜取り運転に入らず、エアコンが効かない・動かない原因を解決することが可能です。
但し、エアコンのフィン(プロペラ部分)にお湯を直接かけると、フィンが傷ついたり、室外機内部にお湯が入る可能性があり故障の原因にもなります。また、気温があまりもに低いと、かけたお湯が凍結し、かえって逆効果になる場合もありますので室外機にお湯をかけるのはあまりおススメできません。
所要時間は?
霜取り運転は大抵5~15分で、霜を溶かしている間はルーバーが開いていても温かい風は吹きません。短期的に暖房が止まる分には異常ではありません。
室外機から白い煙が出る。/ 室外機から水が出る
こちらも『霜取り運転』同様異常ではありません。霜取り運転をして室外機に付いた霜が溶けて水や湯気となって出ることで発生します。